まつげエクステ商材Lashvista(ラッシュビスタ)のブログをご覧頂きありがとうございます。
硬化速度の速いグルーは危ないので、速度の穏やかなものの方が安全。
こんな風に言われることがありますが、正直、硬化速度に限らずグルーというのは使用方法を誤れば、常に危険と隣り合わせです。
私たち技術者は、こうした事実を真摯に受け止め「危機管理能力を持ち、お客様の施術に入る必要がある」と私は思います。
その事を踏まえた上で、
「なぜ硬化速度の速いグルーは危ないと言われているのか?」
「安全に使うためにはどうしたら良いのか?」
この2点について今日のブログで書いていきます。
硬化速度の速いグルーは危ないの?
硬化速度の速いグルーが危ないと言われているのは、反応回数が多いからです。
「反応回数って何??」という疑問が出ると思うので、簡潔に説明します。
ここで言う反応回数とは、グルーが固まっていく最中に、空気中や自まつげの水分に反応する回数。
この反応が起こる事によって、グルーは液体から固体へと変化を遂げ固まっていくのです。
硬化速度の速いグルーというのは、速度が穏やかなグルーと比較した場合に、反応回数が多いのが特徴です。
なぜ、反応回数が多いと危険が伴うのか?
では、なぜ反応回数が多いと危険が伴うのでしょうか?
グルーは、空気中の水分と反応した時に白化し小さな粒子となります。
実際の目では見えづらいですが、この固化した粒子が、目の周りや顔の上なんかに飛び散ることがあるのです。
この小さな粒子はシアノなので、目に入ると当然ながら眼球への刺激が起こりますし、皮膚に付着すれば痒み等を伴うこともあります。
反応回数が多いということは、この小さな粒子が出る回数が上がるので、硬化速度の速いグルーは危険と言われることがあるのです。
ただ、ブログの冒頭でもお伝えした通り、硬化速度の速いグルーだけが危険なわけではありません。
速度が穏やかなグルーも、反応自体はもちろん同じように起こっているので、「硬化が穏やか=安全」というのは非常に安易だと思います。
硬化速度に限らず、私たち施術者は「グルーを安全に使う為にはどうしたら良いのか?」ということを考えることが大切だと思います。
安全に使うためにはどうしたら良いか?
繰り返し書いて恐縮ですが、大切な事なのでもう一度書きます。
硬化速度に限らず、グルーというのは使用方法を誤れば大変危険な物になってしまう。
ですから、安全に使うためには知識が必要です。
実際にどんな事に気をつけたら良いのか?
ここから書いていきます。
グルーの量が多いと、はみ出たシアノが反応し固化して飛び散ることがあります。
きちんと、毛質に合わせたグルーの量を見極めて装着することが大切です。
装着後、ドライアップをすれば固化した粒子が目や顔まわりに飛び散るのを、防ぐことが出来ます。
ドライアップをしない施術者も案外多いですが、私は大切だと思っています。
粘膜が見えたり、目が開いてしまうようなアップテープの貼り方や、アンダーテープの貼り方には十分注意をして下さい。
アップテープが引き上がり過ぎていないか?
毎回確認が必要です。
また、見落としがちですが、アンダーテープで下瞼が下がり、微妙に目が開いていることもあります。
テープワークは、初心に戻り今一度確認をすることが大切です。
グルー使用の際に、適切な温度と湿度は必ず守って下さい。
室温や湿度が高くなると、反応回数が増えることがあり危険です。
安全にグルーを使用するためには、使用上の環境管理も物凄く大切なポイントです。
反応回数の他に、硬化速度の速いグルーが危険と言われる理由に、上手く使いこなせない技術者が使用した場合も考えられます。
グルーの硬化速度と自身の装着スピードが合っていなければ、リフトしてしまう等の装着ミスが起こります。
リフトしたエクステが瞼に当たると、接触性の皮膚炎に繋がることも稀にあるので、装着スピードに合わせたグルー選びは必須です!
まとめ
今日のブログ、ちょっと長くなってしまいましたが、硬化速度が速いグルーが危ない!と言われている理由を詳しく書いて来ました。
速度に限らずグルーというのは、使用方法を誤れば常に危険と隣り合わせです。
自分自身とお客様を守るためにも、知識と対策をきちんと行い、安全な施術を提供しましょう。
そして、技術者の皆様が安心して施術を行えるように、これからもブログを書いていきます!!