まつげエクステ商材 Lashvista(ラッシュビスタ)のブログをご覧頂きありがとうございます。
美容室とアイラッシュの併用サロンで働く、会員様より頂いたご質問です。
『ブリーチをしている隣で、アイラッシュの施術をすると、プレート上のグルーがすぐに固まります。これは何か関係がありますか?』
結論から申しますと、グルーの硬化とブリーチ含むヘアサロンの薬剤は関係しております。
以前のブログ『美容室内でのグルー使用について』の中でもお伝えしておりますので、内容が重なり恐縮ですが、もう一度解説していきますので、ご参考になれば幸いです。
なぜグルーがすぐに固まる?
グルーの主成分であるシアノアクリレートは、アルカリによって活性化するという性質を持っています。
つまり、アルカリに反応してグルーの硬化が促進されます。
弊社のラッシュプライマーもそうですが、前処理剤の多くが、アルカリ性の性質を持っているのは、このためです。
話を戻しまして、美容室内で使われる薬剤には、カラー剤のアミン・パーマのアルカリ剤とアルカリ性の物が存在します。
アミンやアルカリ剤によって、サロン内のアンモニアガス濃度・アルカリ濃度が高まります。
この影響で、美容室内での施術は、グルーが固まりやすくなるのです。
そして、もう一つグルーが固まりやすい原因があります。
それは温度です。
美容室はドライヤーを使用することから、サロン内の温度が上昇しがちです。
グルー使用時の適温は約25度。
これを上回ってくると、グルードームが固まりやすくなります。
以上のことを踏まえて、美容室内でグルーを使用する際は、アルカリと温度管理に気をつける必要があります。
対策
対策として1番良いのは、アイラッシュスペースを個室にすることです。
空間を分けることができれば、アンモニアガスやアルカリに触れることが少なくなる上、空調管理もしやすくなります。
ただし、新規立ち上げや改装のタイミングでない限り、すぐに個室にするのは難しいと思います。
現状の範囲内で、取り組みやすい対策としては、セット面とアイラッシュスペースを極力離す。
ファンなどを使用し、空気の循環をしっかりと行う。
窓がある際は、まめに空気の喚起を行なって下さい。
カーテンなどで、施術スペースを区切るのも対策としては効果的です。
アンモニアガスは空気より軽いので、サロン内の上の方に溜まりやすいです。
ですから、空間を区切る際は、低い仕切りよりも、カーテンや高めのパーテーションが理想的です。
まとめ
今日のブログでは、美容室内での施術についてお伝えしました。
内容をまとめていきます!
- グルーはアルカリによって活性化
- カラー剤やパーマ剤のアルカリの影響を受ける
- ドライヤーによる温度上昇もグルーの劣化に繋がる
- 個室化
- カーテンや高めのパーテーションで空間を区切る
- まめな空気の喚起
- ファンなどを使って空気の循環
美容室内での施術は、アイラッシュ専門店とは違った様々な工夫が必要となります。
ぜひグルーの鮮度を少しでも長く保てるように、今日のブログを参考にして頂けたら嬉しいです。
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